介護業界を取り巻く介護職員不足とその対応について

介護業界を取り巻く介護職員不足とその対応について


 この記事を読むべき人は?

 訪問介護事業所の「働き方改革」を検討中の管理者様

 訪問介護事業所の業務をIT化したい管理者様

 より効率的な介護業務の方法を模索中のスタッフ様

厚生労働省によると、介護職員の不足数について、2023年度に約22万人、2025年度に約32万人、2040年度に約69万人が不足すると試算しました。※1

高齢化社会のグラフイメージ

この課題に対し国は、
 ①介護職員の処遇改善
 ②多様な人材の確保
 ③離職防止・定着促進・生産性向上
 ④介護職の魅力向上
 ⑤外国人材の受入環境整備
など、総合的な介護人材確保対策に取り組むとしています。

ここで取り上げられている2025年とは、「団塊の世代※2」800万人全員が75歳を迎え、日本が超高齢社会を迎える年であり、 2040年とは、「団塊ジュニア世代」の年齢が65歳以上となり、少子高齢化が進展、65歳以上の高齢者人口がピークになる年を示しています。

この2025年問題、2040年問題を前に、介護サービスの提供を維持するため、介護職員の定着と増加を目指した施策を実施する必要があるのです。
介護事業所様においても、介護職員がより働きやすい環境を整備することにより、介護職員不足の問題を好転させることができるのではないでしょうか。

本日は、国が推し進める対策の内、「①介護職員の処遇改善」と「③離職防止・定着促進・生産性向上」について、これまでの記事を基にご説明したいと思います。

※1:厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について
 (2021年7月・https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207323_00005.html
※2:「団塊の世代」とは、昭和22年(1947)から昭和24年(1949)ごろの第1次ベビーブーム時代に生まれた世代で、他世代に比較して人数が多い

■介護職員の処遇改善について

厚生労働省は、介護業界を取り巻く人手不足という課題に対し、 介護職員の増加・定着を図るため、給料アップ・職場環境改善の促進を目的とした制度を整えています。

効率化のグラフ


その制度は「福祉・介護職員処遇改善加算」制度と呼ばれ、
介護職員の安定的な処遇改善を目的として、賃金改善や職場環境整備に必要なお金を、 国から介護施設や事業所に対して支給しています。

支給(加算)を受けるためには、レベルによって定められた要件を満たす必要がございますので、詳しくは下記記事をご確認ください。

「介護職員の処遇改善加算制度をご存じですか?」(スマイリオHP・https://www.smilio.jp/news-2/3497/

■離職防止・定着促進・生産性向上について

介護職員の離職防止・定着促進のためには、働きやすい職場であることは最低条件です。

皆様は「働きやすい」という単語から何をイメージするでしょうか?
「今まで職員の負担となっていた作業を、ICT化によって効率化する。」
これも働きやすい環境を生み出す一つの手段です。

厚生労働省は、介護現場へのICT導入による、業務の効率化、残業時間削減といった働き方改革を推進しています。

ICT化

弊社の「スマイリオ」も、今まで紙とペンで行っていた記録作業を、スマートフォンに置き換えることによって、働き方改革を後押しします。

「スマイリオ」導入によるポイントや、介護業界でのICT化によるメリット・デメリットにつきましては、下記記事をご確認ください。

「介護業界のICT化による業務改善を進めませんか?」(スマイリオHP・https://www.smilio.jp/news-2/2934/

■無料で体験可能!お試し版のご紹介!

訪問介護事業所でのICT化、働き方改革を推進する「スマイリオ」ですが、
今ならHPから会員登録をいただきますと、 無料でお試し版をご利用可能でございます。

無料の会員登録とアカウント発行は約5分で完了、 即日製品版へのアップグレードも可能です。

スマイリオ導入のメリットや詳しい操作方法、 ご導入から初回請求までの流れ等、 全てHP内のヘルプセンターに記載しております。


記録業務のICT化による「働き方改革」をご検討中のご担当者様、 是非スマイリオHPをご活用ください。

スマイリオでは今後も、介護業界に関わるニュースを発信して参りますので、 引き続きのご愛読を宜しくお願いいたします。

スマイリオロゴ