ワークサポートケアマネージャーって何?
皆さまは、「ワークサポートケアマネージャー」をご存じでしょうか。
これは、日本介護支援専門員協会が新たに創設した認定制度で、今年7月に実施された第1回養成研修では、41名のワークサポートケアマネージャーが初誕生しました。
本日はワークサポートケアマネージャーと、受験資格について解説します。
この記事を読むべき人は?
新たな事業を検討中の介護事業所様(管理者様)
仕事と介護の両立をサポートしたいケアマネージャー様
介護業界の諸制度に興味をお持ちの方
■ワークサポートケアマネージャーとは?
ワークサポートケアマネージャーは、親などの介護と仕事の両立を支援するスペシャリストを指します。
このワークサポートケアマネージャー認定制度創設の背景には、昨今の社会問題になりつつある「介護離職※」が挙げられます。
働く世代の「介護離職」を未然に防ぐため、介護専門員の専門性を活かし、知識やスキルを有したケアマネージャーが、仕事と介護の両立支援に関わる企業の取組を支援・推進し、個々社員の仕事と介護の両立をサポートしていくことが大きな狙いです。
ワークサポートケアマネージャーとしての業務(支援)は、企業に対して実施され、契約は所属する居宅介護支援事業所と企業との間で交わされます。
上記の他にも、ケアマネージャーの活躍の場を広げ、社会的な評価の向上につなげる狙いもあるとのことです。
※「介護離職」とは、高齢の親や家族を介護するため、現在働いている仕事(会社)を辞めざるを得ないことを指します
■ワークサポートケアマネージャー養成研修について
ワークサポートケアマネージャーとしての認定を受けるためには、一般社団法人 日本介護支援専門員協会が開催する「ワークサポートケアマネージャー養成研修」を受講する必要があります。
受講資格は下記の通りで、第1回養成研修では、東京・大阪の両会場合わせ50名程度の定員数で実施されました。
受験対象者
(1)一般社団法人日本介護支援専門員協会会員
(2)現在居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員で、以下のア~ウのいずれかを満たす者
ア.主任介護支援専門員
イ.実務者で実務経験5年以上(実務の範疇(居宅・施設・包括等)は不問)
ウ.生涯学習体系指導者レベル1または2修了者
(3)勤務先の管理者の了承を得た者
※本記事は、下記資料から抜粋いたしました。その他開催要綱の詳細は、下記資料をご確認下さい。
一般社団法人日本介護支援専門員協会「ワークサポートケアマネージャー養成研修開催要綱」(http://www.iwate-shakyo.or.jp/kaigoshien/cgi_data/news/jimukyoku_1651816582_file1.pdf)
■第2回養成研修開催について
日本介護支援専門員協会によると、今年度中に第2回の養成研修を開催する計画があるとのことです。
詳細は決まり次第アナウンスされるため、興味のあるケアマネージャー様、管理者様は是非チェックしてください。
スマイリオでは今後も、介護業界に関わるニュースを発信して参りますので、 引き続きのご愛読を宜しくお願いいたします。
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